米国株見通し:底堅い値動きか、インフレ鈍化に期待感

市況
2022年12月9日 13時54分

(13時50分現在)

S&P500先物      3,972.60(+9.1)

ナスダック100先物  11,670.30(+32.8)

米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は40ドル高。米10年債利回りは低下し、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。

8日の主要3指数は堅調。序盤から買い優勢となったが、終盤は伸び悩み、続伸のダウは183ドル高の33781ドルで取引を終えた。足元の軟調地合いで寄り付きから買戻しが先行し、特に長期金利の上げ渋りを手がかりにハイテクが買われ相場をけん引。消費関連も指数の上昇に寄与した。ただ、連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め長期化の見方に変わりはなく、9日発表の生産者物価指数(PPI)を見極めようと買いは縮小した。

本日は底堅い値動きか。13-14日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)を前に、インフレ指標から金融政策の先行きを探る展開となりそうだ。PPIは前年比+7.2%と前回+8.0%と予想され、伸びが鈍化すれば13日の消費者物価指数(CPI)への思惑も広がりやすい。それを受けFRBはタカ派姿勢を弱めるとの期待が高まれば、長期金利の上昇が抑えられハイテクなどへの買いにつながる。もっとも、重要イベント前の週末で買いは限定的だろう。

《TY》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.