景気後退がなくても予想以上に企業利益が圧迫との見方=米国株

市況
2022年12月12日 23時10分

NY株式9日終値

ダウ平均   33476.46(-305.02 -0.90%)

S&P500    3934.38(-29.13 -0.73%)

ナスダック   11004.62(-77.38 -0.70%)

今週の市場は明日の米消費者物価指数(CPI)や水曜日のFOMCの結果発表待ちの雰囲気が広がっているが、来年の米株式市場に関しては引き続き、ネガティブな見方が多い。

米大手証券のストラテジストは、景気後退の場合、S&P500は3150まで下落し、金曜日の終値から約20%下がる可能性を示唆している。リセッション(景気後退)がないと仮定しても、予想以上に企業の利益が圧迫され、来年の最終利益は低下の可能性があるという。

また、インフレ抑制のために予想以上の利上げが必要になった場合、バリュエーションは下向きにサプライズする可能性があるとも述べている。FRBがハト派的な姿勢を示すことは、企業のマルチプルにとって追い風となるものの、その可能性は低いと見ているようだ。

S&P500は上半期に3600まで下落し、その後は来援末までに4000まで上昇する可能性を基本シナリオとしている。多くの顧客がより弱気な結果を予想しているという。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.