NY株式:NYダウは103ドル高、CPIで利上げ停止前倒し期待も浮上

市況
2022年12月14日 7時00分

米国株式市場は続伸。ダウ平均は103.60ドル高の34108.64ドル、ナスダックは113.07ポイント高の11256.81で取引を終了した。11月消費者信頼感指数(CPI)が予想以上に伸びが鈍化したため、金利ピークの思惑が強まり買いが加速し、寄り付き後、大幅高。その後、高値からは景気後退を警戒、連邦準備制度理事会(FRB)の過剰な利上げを警戒した根強い売りに押され失速し、ダウは一時下落に転じた。終盤にかけて、ドル安や金利低下が企業の収益改善に繋がるとの期待などに押し目買いが強まり、プラス圏を回復し終了。セクター別では、メディア・娯楽、不動産が上昇、自動車・自動車部品が下落した。

バイオのモデルナ(MRNA)は同社開発中の皮膚がん治療ワクチンを巡りメルクのがん免疫療法薬「キイトルーダ」との併用により、治療薬のみの効果に比べて死亡率や再発のリスクが軽減することが治験結果で明らかになり、買われた。また、太陽電池モジュール製造会社のファースト・ソーラー(FSLR)はフォーチュン・ブランズにかわりS&P500種指数に採用されることが発表され、上昇。また、航空機メーカーのボーイング(BA)は航空会社のユナイテッド(UAL)が同社で過去最高となる100機の787ドリームライナー航空機購入を発表したため上昇した。ユナイテッドは売られた。格安航空会社のジェットブルー・エアウェィズ(JBLU)は12月の売り上げが想定以下になると警告し、下落。

投資家の恐怖心理を示すVIX指数は引き続き20台を維持した。

HorikoCapitalManagementLLC

《FA》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.