13日の米国市場ダイジェスト:NYダウは103ドル高、CPIで利上げ停止前倒し期待も浮上

市況
2022年12月14日 8時05分

■NY株式:NYダウは103ドル高、CPIで利上げ停止前倒し期待も浮上

米国株式市場は続伸。ダウ平均は103.60ドル高の34108.64ドル、ナスダックは113.07ポイント高の11256.81で取引を終了した。11月消費者信頼感指数(CPI)が予想以上に伸びが鈍化したため、金利ピークの思惑が強まり買いが加速し、寄り付き後、大幅高。その後、高値からは景気後退を警戒、連邦準備制度理事会(FRB)の過剰な利上げを警戒した根強い売りに押され失速し、ダウは一時下落に転じた。終盤にかけて、ドル安や金利低下が企業の収益改善に繋がるとの期待などに押し目買いが強まり、プラス圏を回復し終了。セクター別では、メディア・娯楽、不動産が上昇、自動車・自動車部品が下落した。

■NY為替:米11月CPI予想下振れで利上げ停止への思惑も強まる

13日のニューヨーク外為市場でドル・円は、137円46銭から134円68銭まで急落し引けた。米11月消費者物価指数(CPI)が予想以上に10月から伸びが鈍化したため、利上げ減速、利上げ停止観測が強まり、長期金利の急低下に伴いドル売りが加速。

■NY原油:続伸で75.39ドル、一時76.37ドルまで買われる

NY原油先物1月限は続伸(NYMEX原油1月限終値:75.39 ↑2.22)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物1月限は、前営業日比+2.22ドルの75.39ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは73.21ドル-76.37ドル。ロンドン市場で73.21ドルまで下げたが、11月米消費者物価指数の発表後に買いが強まり、一時76.37ドルまで上昇。米ドル安や長期金利の低下が材料視された。通常取引終了後の時間外取引では主に75ドル台で底堅く推移した。

■主要米国企業の終値

銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)

バンクオブアメリカ(BAC) 32.75ドル +0.02ドル(+0.06%)

モルガン・スタンレー(MS) 92.71ドル +1.59ドル(+1.74%)

ゴールドマン・サックス(GS)368.69ドル +5.51ドル(+1.52%)

インテル(INTC) 28.73ドル +0.04ドル(+0.14%)

アップル(AAPL) 145.47ドル +0.98ドル(+0.68%)

アルファベット(GOOG) 95.85ドル +2.29ドル(+2.45%)

メタ(META) 120.15ドル +5.44ドル(+4.74%)

キャタピラー(CAT) 235.49ドル +2.43ドル(+1.04%)

アルコア(AA) 46.17ドル +0.36ドル(+0.79%)

ウォルマート(WMT) 147.49ドル -0.53ドル(-0.36%)

《NH》

提供:フィスコ

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