株価指数先物【昼のコメント】 OP権利行使価格の2万8000円~2万8250円へレンジ下限が切り上がる

市況
2022年12月14日 12時04分

日経225先物は11時30分時点、前日比190円高の2万8080円(+0.68%)前後で推移。寄り付きは2万8010円と、シカゴ日経平均先物(2万7970円)にサヤ寄せする形で買い先行で始まった。買い一巡後は2万7920円まで上げ幅を縮める場面もあったが、支持線として意識される25日移動平均線を上回って推移するなど底堅さが目立ち、終盤にかけて2万8120円まで上げ幅を広げる場面が見られた。

前場半ば以降の日経225先物は、2万8000円を上回って推移している。ナイトセッションでのレンジ内ではあるものの、25日線を支持線に2万8000円を固めてくる動きであり、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控えて、リバランスに伴うショートカバーが入っているようだ。オプション権利行使価格の2万8000円~2万8250円辺りと、25日線水準からレンジ下限は切り上がりをみせてきており、FOMC通過後のアク抜けを想定したロングも入りやすいだろう。

なお、NT倍率は先物中心限月で14.25倍に上昇し、直近で上値を抑えられていた5日、75日線を上回ってきた。東京エレクトロン <8035> [東証P]や信越化学工業 <4063> [東証P]など指数インパクトの大きい値がさ株には買い戻しが入っていると見られ、スプレッドを狙ったNTロングの動きも若干ながら入っているようだ。

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