前日の値動きから、短期的な下落リスクが待ち構えているとの指摘も=米国株
NY株式前日終値
ダウ平均 34108.64(+103.60 +0.30%)
S&P500 4019.65(+29.09 +0.73%)
ナスダック 11256.81(+113.07 +1.01%)
きょうの米株式市場は午後のFOMCの結果待ちの雰囲気が続きそうだ。前日の米消費者物価指数(CPI)がインフレの鈍化傾向が続いていることが示されたことから、米株式市場も序盤は買いが強まっていたが、終盤にかけて失速する展開を見せていた。
この動きを見て一部からは、短期的な下落リスクが待ち構えているとの指摘も出ている。前日の値動きでテクニカル的な売りシグナルが点灯しているという。このような売りシグナルは2021年12月以来だが、あくまで短期的なもので、長期的なシグナルではないとも指摘している。少なくとも数週間程度先の戻り売りを示唆しており、本日のFOMCを受けての反応次第だが、1月までは上昇の可能性もあるが、そこが危険ゾーンだという。
さらに、前日の値動きは救済ラリーが一巡したことを示唆している可能性があるとも指摘。「前日は膝を打つような反応だった。本日もどこかで似たような値動きをするかもしれない。もちろん非常に短期的なもではあるが、直近の救済ラリーはかなり成熟している」と述べている。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美