話題株ピックアップ【昼刊】:マクビープラ、ユーグレナ、クミアイ化
■マクビープラ <7095> 11,280円 +1,500 円 (+15.3%) ストップ高 11:30現在
Macbee Planet<7095>は年初来高値更新。1500円高はストップ高となる1万1280円をつけた。14日の取引終了後に発表した23年4月期上期(5~10月)の決算が大幅な増収増益で着地しており、これを好感した買いが入っている。売上高は前年同期比20.0%増の88億7500万円、営業利益は同44.4%増の9億2100万円だった。既存案件の拡大や新規案件の受注が堅調に推移した。昨年に完全子会社化したAIマーケティングプラットフォーム運営会社も寄与。なお、通期見通しは据え置いている。
■ユーグレナ <2931> 1,046円 +97 円 (+10.2%) 11:30現在 東証プライム 上昇率2位
ユーグレナ<2931>がカイ気配スタート。14日取引終了後、マレーシアでのバイオ燃料製造プラントの建設・運営プロジェクトについて、現地の石油大手などとともに共同で検討すると発表した。これを材料視した買い注文が入ったようだ。マレーシア国営石油大手のペトロナスと、イタリアのエネルギー大手のエニとともに、技術的・経済的な実現可能性評価を共同で実施する。2025年中のプラント完成を目指し、23年中に最終的な投資決定を行う見込みという。同プラントのバイオ燃料の製造能力は最大で1日あたり1万2500バレルとなる見通しとしている。
■クミアイ化学工業 <4996> 997円 +90 円 (+9.9%) 11:30現在 東証プライム 上昇率3位
クミアイ化学工業<4996>が大幅に3日続伸となっている。同社は14日取引終了後、23年10月期通期の連結業績予想を公表。営業利益の見通しを前期比14.4%増の145億円としていることや、年間配当計画を前期比2円増配の24円としていることが好感されているようだ。売上高は同15.6%増の1679億円を見込む。国内販売部門では水稲用除草剤「エフィーダ剤」及び「ベンスルフロンメチル剤」の新規混合剤の販売開始により更なる普及基盤の拡大を目指すほか、海外販売部門では米国やオーストラリア、ブラジル、アルゼンチンなどで畑作用除草剤「アクシーブ剤」の販売拡大を図るとしている。
■オキサイド <6521> 8,230円 +650 円 (+8.6%) 11:30現在
オキサイド<6521>は続伸。14日の取引終了後、23年2月28日を基準日として1株を2株に株式分割すると発表したことが好感されている。投資単位当たりの金額を引き下げ、投資しやすい環境を整えることにより株式の流動性向上及び投資家層の拡大を図ることが目的という。
■MSOL <7033> 3,820円 +250 円 (+7.0%) 11:30現在 東証プライム 上昇率6位
14日に決算を発表。「今期経常は2.2倍増で2期ぶり最高益更新へ」が好感された。
マネジメントソリューションズ <7033> [東証P] が12月14日大引け後(15:30)に決算を発表。22年10月期の連結経常利益は前の期比7.8%減の8.5億円になったが、23年10月期は前期比2.2倍の19億円に拡大を見込み、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。10期連続増収になる。
■ソフトバンクグループ <9984> 6,274円 +31 円 (+0.5%) 11:30現在
ソフトバンクグループ<9984>は売り買い交錯。前日まで値刻みこそ小幅ながら6日続伸していた。5日・25日移動平均線のゴールデンクロスを示現し上値指向の強さを示しているが、きょうは前日のナスダック総合株価指数が軟調だったものの、頑強な動きを見せている。同社が出資する中国電子商取引最大手のアリババ集団<BABA>は米国や英国の対中規制に絡み、英半導体設計大手アームの最先端チップの設計の一部を購入できなくなったなどと伝わり、業績への影響が警戒されている。ソフトバンクGはアリババ株の動向にも影響を受けやすい状況にある。
■ニッソウ <1444> 1,960円 +400 円 (+25.6%) ストップ高買い気配 11:30現在
ニッソウ<1444>がストップ高カイ気配。同社は14日取引終了後、23年7月期第1四半期(8~10月)の単独決算を発表。営業利益は前年同期比2.4倍の7100万円となり、上半期計画の7700万円に対する進捗率が92%超に達していることが好感されているようだ。売上高は同52.2%増の10億2800万円で着地。関東地区北部での生産性向上を目的とした首都圏北部施工センターの開設や、積極的な事業展開に必要な資金需要に対して安定的かつ機動的な資金を確保するためのコミットメントライン契約の締結など事業拡大に努めたことが奏功した。なお、上半期及び通期の業績予想は従来見通しを据え置いている。また、あわせて株主優待制度を導入すると発表したことも好材料視されているもよう。毎年1月末日、7月末日時点で5単元(500株)以上を保有する株主に対し、保有株式数に応じて株主優待ポイントを進呈するとしている。
■INTLOOP <9556> 6,000円 +1,000 円 (+20.0%) ストップ高 11:30現在
INTLOOP<9556>が前日比1000円高の6000円とストップ高の水準まで上昇し、年初来高値を更新した。14日取引終了後に発表した23年7月期第1四半期(8~10月)の決算は、売上高が39億8400万円、最終利益が2億2400万円だった。前年同期は四半期財務諸表を作成していないため、増減率の記載はないが、最終利益の通期計画に対する進捗率は約28%と順調だったことが買いを誘ったようだ。フリーランスのコンサルタントやITエンジニアを継続的に獲得するなか、稼働人数が着実に増加したという。
■山王 <3441> 1,053円 +150 円 (+16.6%) ストップ高買い気配 11:30現在
山王<3441>はストップ高カイ気配。14日の取引終了後に23年7月期第1四半期(8~10月)の決算を発表。営業利益が前年同期比73.2%増の2億5700万円と大幅増益で着地しており、これを好感した買いが膨らんでいる。売上高は同19.0%増の26億8200万円だった。5G向けを中心とした通信分野や産業機器分野、自動車向け分野での部品需要が業績の追い風となった。
■ブラス <2424> 1,108円 +150 円 (+15.7%) ストップ高 11:30現在 東証プライム 上昇率トップ
ブラス<2424>はマドを開けてストップ高に買われている。14日の取引終了後に23年7月期第1四半期(8~10月)の連結決算を発表し、営業利益は4億8000万円(前年同期単独2400万円)だった。通期計画の11億1500万円に対する進捗率が43%と好調なことから、これを評価した買いが入っている。売上高は34億1700万円(同24億1000万円)で着地した。挙式・披露宴実施組数は861組となり、ゲスト数が回復しきっていないものの挙式披露宴単価も新型コロナウイルス発生前を超える水準になった。会社側では、新型コロナの影響を受けて挙式披露宴の延期などが発生したものの、その影響は弱まりつつあるとしている。
■日産証券グループ <8705> 157円 +18 円 (+13.0%) 11:30現在
日産証券グループ<8705>は商い伴い急伸。一時25.9%高の175円まで買われた。14日の取引終了後、子会社の日産証券が保有する投資有価証券の一部について売却枠を設定すると発表。これに伴い、特別利益を計上する見込みとなったことから、これを好感した買いが向かっている。売却枠の数量すべてを売却した場合の投資有価証券売却益4億4900万円を特別利益として計上する。計上時期は23年3月期第3四半期と第4四半期、来24年3月期としている。
■クラシコム <7110> 1,439円 +144 円 (+11.1%) 11:30現在
クラシコム<7110>が急伸し、11%を超す上昇となった。14日取引終了後、23年7月期第1四半期(8~10月)の決算を発表した。売上高は15億8100万円、最終利益は1億8100万円だった。前年同期に四半期財務諸表を作成していないため、決算短信には増減率の記載はないが、あわせて開示した決算説明資料のなかで売上高は前年同期比22.6%増、最終利益は同40.7%増と記載しており、大幅な増収増益を評価した買いが入った。ECサイト「北欧、暮らしの道具店」ではキャンペーン効果が表れ、売り上げは好調に推移した。上海のロックダウンによる商品供給不足の解消も業績を押し上げる要因となった。
■ジェクシード <3719> 202円 +17 円 (+9.2%) 11:30現在
ジェクシード<3719>は上昇。一時23.2%高の228円まで買われる場面があった。14日の取引終了後に22年12月期単独業績予想の修正を発表。営業利益を2000万円から3300万円(前期連結9100万円の赤字)へ増額しており、これが好感されているようだ。前期から取り組んできた事業の再編やオペレーションの業務効率化により、販管費が圧縮されたことが寄与。売上高については6億8000万円から6億5200万円(同4億9500万円)へ引き下げた。直近発表した1~9月期決算は、売上高が4億9200万円、営業利益が4200万円だった。
■クシム <2345> 473円 +37 円 (+8.5%) 11:30現在
クシム<2345>が寄り付き大口の買い注文にカイ気配スタートとなり、株価水準を一気に切り上げている。同社は、祖業の学習管理システムから業態転換し、提携戦略などを駆使してブロックチェーン技術領域を深耕している。それが功を奏し足もとの業績は回復色が鮮明だ。14日取引終了後に発表した22年10月期の売上高は前の期比横ばいの16億1600万円だったが、営業損益は1億9900万円の黒字(前の期実績は1億3400万円の赤字)と改善した。続く23年10月期は売上高が前期比41.6%増の22億8900万円、営業利益が同62.3%増の3億2300万円と大幅な伸びを見込んでいる。これを好感する買いを呼び込んだ。
■安永 <7271> 745円 +58 円 (+8.4%) 11:30現在 東証プライム 上昇率4位
安永<7271>が急動意。エンジン部品メーカーで、2次電池開発にも力を入れている。同社は14日取引終了後、23年3月期最終利益予想の修正を発表、従来見通しの8億5000万円から13億3000万円(前期は11億400万円の赤字)に大幅増額した。連結子会社である韓国安永の株式譲渡に伴う特別利益を計上するため。今回の上方修正に伴い一株利益は111円強となり、時価予想PERは6倍台まで低下している。これを受けて水準訂正高を見込んだ買いが集まった。
●ストップ高銘柄
Bエンジニア <7352> 1,137円 +150 円 (+15.2%) ストップ高 11:30現在
など、6銘柄
●ストップ安銘柄
Pアンチエイ <4934> 2,165円 -500 円 (-18.8%) ストップ安売り気配 11:30現在
pluszero <5132> 4,550円 -1,000 円 (-18.0%) ストップ安 11:30現在
ステラファーマ <4888> 502円 -100 円 (-16.6%) ストップ安売り気配 11:30現在
デリバリコン <9240> 582円 -100 円 (-14.7%) ストップ安売り気配 11:30現在
以上、4銘柄
株探ニュース