株価指数先物【昼のコメント】 OP権利行使価格の2万7875円と2万8125円によるレンジ内で推移(訂正)

市況
2022年12月15日 12時10分

日経225先物は11時30分時点、前日比70円安の2万8010円(-0.24%)前後で推移。寄り付きは2万7930円と、シカゴ日経平均先物(2万7890円)にサヤ寄せする形で売り先行で始まった。寄り付き付き直後につけた2万7920円を安値にショートカバーが優勢となり、前場半ばには一時2万8100円と上昇に転じた。ただし、ナイトセッションの高値(2万8110円)を超えられなかったことから勢いは限られ、終盤にかけては2万8000円を挟んだ狭いレンジでの推移を継続。

日経225先物は2万8000円を中心に、上下のオプション権利行使価格である2万7875円と2万8125円によるレンジ内で推移しており、想定内の動きといったところだろう。前場の段階で短期のトレードは一巡しており、後場は25日移動平均線を支持線とした2万8000円辺りでこう着しそうだ。ナイトセッションでつけた2万8110円を捉えてくるようであれば、ショートカバーを誘う動きが意識されるだろうが、ロング、ショートいずれも積極的な参加者は限られよう。

なお、NT倍率は先物中心限月で14.21倍に低下した。75日線に上値を抑えられる格好から、支持線として意識される25日線水準に接近してきた。昨日はNTロングが若干ながら入っていたとみられるため、本日は巻き戻しの動きだろう。25日線からの下放れ、もしくは75日線を明確に突破してくるまでは、スプレッド狙いのトレードは取りづらそうだ。

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