ダウ平均は700ドル超急落 改めてタカ派な印象を再確認=米国株前半

市況
2022年12月16日 1時27分

NY株式15日(NY時間11:17)

ダウ平均   33219.66(-746.69 -2.20%)

ナスダック   10837.09(-333.80 -2.99%)

CME日経平均先物 27665(大証終比:-295 -1.07%)

きょうのNY株式市場は売りが加速し、ダウ平均は700ドル超の急落となっている。前日はFOMCの結果とパウエル議長の会見を受けて目まぐるしい展開が見られていたが、きょうは改めてタカ派な印象を再確認しているのかもしれない。

FOMC委員の金利見通し(ドット・プロット)では、今回の利上げサイクルのターミナルレート(最終到達点)は23年に5.00-5.25%が示唆され、23年の利下げは想定していないことも示された。19名の委員のうち7名は5.25%よりも上の水準を予想していた。パウエル議長の会見でも「しばらくは制限的な政策スタンスが必要」と、これまで通りのタカ派姿勢を堅持していることが示されていた。

市場からは「直近の良好な経済指標と、FRBの過剰行動による景気後退への懸念とが並存する中で、投資家は綱引き状態になっている」との声も出ている。

きょうはS&P500採用銘柄の90%以上が下落し、ほぼ全面安の展開。特にIT・ハイテク株の下げがきつい。

アップル<AAPL> 138.12(-5.10 -3.56%)

マイクロソフト<MSFT> 249.07(-8.15 -3.17%)

アマゾン<AMZN> 87.92(-3.66 -4.00%)

アルファベットC<GOOG> 91.30(-4.01 -4.21%)

テスラ<TSLA> 157.25(+0.45 +0.29%)

メタ・プラットフォームズ<META> 115.98(-5.61 -4.61%)

AMD<AMD> 66.43(-2.50 -3.63%)

エヌビディア<NVDA> 167.64(-9.10 -5.15%)

※前日のニュースで一部、FOMC委員の金利見通し(ドット・プロット)の23年末の中央値を5.175%と表記していました。正しくは5.125%です。お詫びして訂正致します。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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