NY為替:FRBの長期にわたる利上げ織り込む、ドル反発

通貨
2022年12月16日 7時49分

15日のニューヨーク外為市場でドル・円は、135円61銭まで弱含んだのち、138円17銭まで上昇して137円79銭で引けた。米小売売上高が予想以上に悪化したためドルが一時軟調に推移、しかし、先週分新規失業保険申請件数が増加予想に反し前回から減少し、9月来で最小と労働市場のひっ迫を示したため米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ長期化観測が広がりドル買いが優勢となった。また、株安で質への逃避のドル買いも強まったと見られる。

ユーロ・ドルは、1.0735ドルまで上昇後、1.0593ドルまで下落し、1.0626ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)は市場の予想通り、政策金利を0.50%引き上げを決定。ユーロ開始以来最悪のインフレ封じ込むため一段の利上げを予想しているとし、会合ごとに政策を決定していく方針を表明。ラガルド総裁が利上げ幅の縮小が政策転換ではなく、FRBに比べ長期な軌道になるとのタカ派的な発言を受けてユーロ買いが一時加速。その後は、ドル買いに押された。ユーロ・円は145円00銭から146円73銭まで上昇。日欧金利差拡大観測にユーロ買い・円売りが優勢となった。ポンド・ドルは、1.2358ドルから1.2157ドルまで下落した。ドル・スイスは、0.9233フランまで下落後、0.9317フランまで上昇した。

《MK》

提供:フィスコ

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