15日の米株式市場の概況、景気後退懸念でNYダウは764ドル安と大幅続落
15日の米株式市場では、NYダウが前日比764.13ドル安の3万3202.22ドルと大幅続落した。
米連邦準備制度理事会(FRB)による金融引き締め政策が景気後退を招くことを警戒する売りが膨らんだ。また、この日発表された米11月小売売上高は前月比0.6%減と市場予想(0.1%減)を下回ったことが嫌気された。NYダウは一時900ドルを超える下落となった。アップル<AAPL>やアマゾン<AMZN>、アルファベットC<GOOG>が安く、エヌビディア<NVDA>や台湾積体電路製造(TSMC)ADR<TSM>、テキサス・インスツルメンツ<TXN>など半導体株が値を下げた。JPモルガン<JPM>やエクソン・モービル<XOM>が売られた。ユナイテッドヘルス・グループ<UNH>やジョンソン・エンド・ジョンソン<JNJ>も軟調だった。半面、テスラ<TSLA>が高く、ベライゾン・コミュニケーションズ<VZ>が値を上げた。
ナスダック総合株価指数は、360.360ポイント安の1万0810.526と続落した。