話題株ピックアップ【夕刊】(3):JPHD、IGポート、一工薬

注目
2022年12月19日 15時19分

■JPホールディングス <2749>  291円  +10 円 (+3.6%)  本日終値

JPホールディングス<2749>が大幅高。午後1時前に、グループ会社の日本保育サービスが、英語に特化した「バイリンガル保育園」を2023年4月に首都圏で3施設開設すると発表。これを手掛かり材料視した買いが入ったようだ。認可保育所1施設と、東京都認証保育所2施設を業態変更する。ネイティブ英語講師が常駐し、日本語と英語の習得に向けたイマージョン教育を展開。受け入れ児童の拡大を目指すという。

■IGポート <3791>  1,848円  +49 円 (+2.7%)  本日終値

IGポート<3791>は3日続伸。6月1日につけた1829円を上回り、年初来高値を更新した。同社はアニメ制作会社で、コミックの企画・出版や作品の二次利用に関する権利の販売などを手掛ける。ここ好材料が相次いだことで株価上昇に弾みがついており、前週末16日にはテレビアニメ「怪獣8号」の制作が決定したとの発表を受けて大幅高。きょう19日には、人気漫画「SPY×FAMILY(スパイファミリー)」のテレビアニメシーズン2とオリジナル劇場版の制作決定を明らかにしており、これを好感した買いが向かっている。

■第一工業製薬 <4461>  1,932円  +37 円 (+2.0%)  本日終値

第一工業製薬<4461>が高い。同社はきょう、高容量リチウムイオン二次電池の負極用水系複合接着剤を開発したと発表しており、これが買い手掛かりとなったようだ。このほど開発した接着剤は、樹脂の弾性率や強度のコントロールを行い、汎用品では得られない負極材の膨張収縮に追従する性質を持ち、高い構造復元性を発揮。シリコン系材料の添加により負極容量が2倍以上になっても、1000回以上の充放電後で電極構造が安定しており、高容量電池の長寿命化が可能になるという。

■サンコール <5985>  638円  +9 円 (+1.4%)  本日終値

サンコール<5985>がしっかり。配当利回りが6%前後と高く、個人投資家の関心を引き付けている。更に、前週末16日取引終了後、投資有価証券売却益の発生による特別利益の計上を発表。業績の上振れを期待した買いも株価の支えとなったようだ。上場有価証券2銘柄を12月19日から28日にかけて売却するという。これに伴う投資有価証券売却益は6億円と見込む。あわせて同社はメキシコの連結子会社が製造する硬鋼線に関する不具合事象の発生を巡り、顧客との費用負担交渉が妥結する見込みとなったと発表。補償費用として約20億円計上する一方、受取保険金約15億円があり、差し引きの影響額は約5億円となったとしている。

■エプコ <2311>  735円  +9 円 (+1.2%)  本日終値

エプコ<2311>が反発。前週末16日取引終了後に22年12月期の連結業績予想の修正を発表した。最終利益の見通しを2億7600万円から4億6000万円(前期比30.1%減)に見直した。減益幅が縮小する見込みとなったことを好感した買いが入った。連結子会社のエプコ香港が100%出資する中国企業の持ち分の一部をChina LESSO Groupの傘下企業に譲渡する。これに伴う特別利益などを計上する。

■DNAチップ研究所 <2397>  505円  +3 円 (+0.6%)  本日終値

DNAチップ研究所<2397>が反発。前週末16日取引終了後、11月16日に高度管理医療機器の製造販売の承認を受けた「肺がんコンパクトパネル Dx マルチコンパニオン診断システム」に関し、新たに3つの遺伝子変異の検出検査を追加するため、一部変更申請を提出したと発表。これを材料視した買いが入ったようだ。同社は現在、11月に承認された4遺伝子での検査が臨床現場で可能になるよう、保険適用に向けた準備を進めている。今回申請した3つの遺伝子変異の検査機能を追加し、医療現場のニーズに応えていく。

■白洋舎 <9731>  1,830円  -201 円 (-9.9%)  本日終値

白洋舎<9731>が大幅安。前週末16日の取引終了後に22年12月期業績予想の上方修正を発表し、売上高を360億円から388億円(前期351億3100万円)へ、純利益を2億円から15億円(同12億4900万円の赤字)へ引き上げた。ただ、直近発表した第3四半期累計決算で今期の好業績は織り込み済みだったとみられ、材料出尽くし感から売りが先行している。レンタル事業のリネンサプライ部門で取引先ホテルの稼働率の回復基調を背景に想定以上に売り上げが増加したほか、クリーニング事業も価格改定の効果もあって当初見込みよりも上振れした。海外子会社における債務免除益の計上や、円安の影響による為替差益の増加もあった。あわせて、年間配当予想を10円とし、3期ぶりに復配する方針を示した。

■ソノコム <7902>  821円  +15 円 (+1.9%)  本日終値

16日に発表した「2.18%を上限に自社株買いを実施」が買い材料。

発行済み株式数(自社株を除く)の2.18%にあたる8万株(金額で6448万円)を上限に、12月19日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。

●ストップ高銘柄

フーディソン <7114>  2,700円  +500 円 (+22.7%) ストップ高   本日終値

など、2銘柄

●ストップ安銘柄

ウェルライ <9565>  4,060円  -1,000 円 (-19.8%) ストップ安   本日終値

以上、1銘柄

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