NY株式:NYダウは92ドル高、金利上昇・景気後退懸念で上値重く

市況
2022年12月21日 7時00分

米国株式市場は小幅に反発。ダウ平均は92.20ドル高の32849.74ドル、ナスダックは1.08ポイント高の10547.11で取引を終了した。サプライズとなった日銀の決定を受け、寄り付きは下落。プラス圏で推移する場面でも長期金利の上昇や主要中央銀行による金融引き締めが景気後退につながるとの懸念が相場の重石となり、上値が抑制された。株式相場が年末にかけて上昇する「サンタクロース・ラリー」への期待も薄れている。方向感に欠ける展開となる中、ダウ・ナスダックともに4日ぶりに反発して取引を終えた。セクター別では保険やエネルギー、資本財などが上昇。自動車・自動車部品が大きく下げたほか、運輸や半導体・同製造装置などが下落した。

食品会社のゼネラル・ミルズ(GIS)は9-11月期決算が市場予想を上回り、通期の業績見通しも引き上げたが、下落。CEOが不安定な経営環境にあると述べたことが嫌気された。電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)はアナリストによる目標株価の引き下げで下落。中国事業やマスクCEOがツイッターのトップになったことをめぐる懸念から軟調に推移していた。バイオのギリアド・サイエンシズ(GILD)は傘下のカイトがCAR-T細胞療法に特化するTmunity Therapeuticsを買収すると発表、2023年の業績を下押しすると警告したため売られた。がんワクチンが期待されるバイオのモデルナ(MRNA)がアナリストの投資判断引き上げで買われたほか、高級電気自動車メーカーのルーシッド(LCID)は15億ドル超の資金調達に成功したと発表し上昇した。

スポーツ用品ブランドのナイキ(NKE)は引け後に発表した9-11月期決算が市場予想を上回り、時間外取引で上昇している。

HorikoCapitalManagementLLC

《FA》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.