外為サマリー:一時132円00銭近辺まで下げ渋るも戻り鈍い
21日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=131円57銭前後と前日の午後5時時点に比べて1円00銭程度のドル安・円高となっている。
20日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=131円73銭前後と前日に比べて5円20銭弱のドル安・円高で取引を終えた。日銀が長期金利の許容変動幅の拡大を決めたことが影響し、一時130円58銭と8月上旬以来となる水準をつけた。
この日の東京市場では値ごろ感から朝方に132円00銭近辺まで下げ渋る場面があったものの、ドル買い・円売りの勢いは乏しく戻りは限定的。日銀が金融政策の正常化に向けて舵を切ったとの見方が広がるなか、日米金利差の縮小が意識されやすくなっており、ドル円相場は伸び悩む動きとなっている。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0621ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0010ドル程度のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=139円74銭前後と同1円00銭弱のユーロ安・円高で推移している。