東京株式(前引け)=59円安、売り一巡後は下げ渋る
21日前引けの日経平均株価は前日比59円30銭安の2万6508円73銭。前場のプライム市場の売買高概算は9億9383万株、売買代金は2兆286億円。値上がり銘柄数は793、値下がり銘柄数は960、変わらずは85銘柄だった。
日経平均株価は軟調。日銀の金融政策修正を受け、相場が急落した昨日の地合いを引き継ぎ、きょうも下げ基調となり一時、日経平均は200円を超す下落となる場面があった。ただ、売り一巡後は下値に買いが入り下げ渋り、一時プラス圏に浮上した。昨日のニューヨーク市場で一時1ドル=130円50銭台まで円高が進んだ為替相場もきょうは132円台まで円安方向に振れたことも安心感を呼んだ。銀行株が高く、主力ハイテク株や自動車株が安い。
個別銘柄では、トヨタ自動車<7203>やホンダ<7267>が安く、東京エレクトロン<8035>やソニーグループ<6758>、キーエンス<6861>が値を下げた。半面、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>が高く、ソフトバンクグループ<9984>やファーストリテイリング<9983>がしっかり。