話題株ピックアップ【夕刊】(3):デジタリフト、GEI、エニグモ

注目
2022年12月21日 15時21分

■デジタリフト <9244>  1,017円  +150 円 (+17.3%) ストップ高   本日終値

デジタリフト<9244>がストップ高。午後2時30分、自社株買いの実施を発表し、これを材料視した買い注文が集まった。同社は自己株式を除く発行済み株式総数の9.7%に相当する取得総数15万株、取得総額1億5000万円を上限とする自社株買いを実施する。12月22日から2023年12月21日までの間、東京証券取引所における市場買付けにより取得する。

■GEI <9212>  472円  +38 円 (+8.8%)  本日終値

Green Earth Institute<9212>が反発。20日の取引終了後、Jパワー<9513>との間でオイルパーム廃木を活用したペレット生産に関する調査契約を締結し、調査を開始したと発表。今後の展開への期待が高まっているようだ。同調査は、タイ国のオイルパームプランテーションで発生する非可食バイオマスを原料とした、グリーン化学品とバイオ燃料生産を統合した複合事業の実現に向けたもの。これまで廃棄されてきたオイルパーム廃木の有効活用を通じ、パームオイル産業の健全な発展に寄与していく考え。

■エニグモ <3665>  641円  +35 円 (+5.8%)  本日終値  東証プライム 上昇率6位

エニグモ<3665>が急伸。同社は世界各地の出品者からのファッションアイテムを購入できるネット通販「BUYMA(バイマ)」を運営する。14日に公表した23年1月期第3四半期累計(2~10月)の決算は、売上高は47億4000万円、営業利益が8億2400万円だった。新たな収益認識基準を適用した前年同期の参考値と比べ、売上高は8.5%減、営業利益は58.3%減となっている。急激な円安の進行などを背景に、海外から出品された商品価格が上昇し、ライトユーザーの消費マインドが落ち込んだという。ところが日銀の金融政策修正後、為替相場が一時1ドル=130円台まで一気に円高が進んだことを受け、業況が改善に向かうとの期待が膨らみ、投資家の関心が向かったようだ。このほか神戸物産<3038>やニトリホールディングス<9843>、ワークマン<7564>、大王製紙<3880>なども上昇。円高による業績押し上げ効果を期待した買いが集まった。

■スパイダープラス <4192>  702円  +31 円 (+4.6%)  本日終値

スパイダープラス<4192>が4日ぶりに反発。午後1時30分ごろ、長谷工コーポレーション<1808>と鉄筋工事管理の補助ツールを共同開発したと発表しており、好材料視された。今回開発した補助ツールのうち、「ガイドライン機能」は、iPhoneをかざすだけで外観検査を完了できるとともに、測定者による誤差も生じないため、合否判定が難しい部位の検査も正しく行うというもの。また、「計算機能」は、事前に入力した鉄筋の材種や鉄筋径などの情報をプルダウンから選択するだけで、定着長さなどの計算結果が即時表示されることから、手間が省け業務効率化が実現できるとしている。同社では、これらの機能を使用することで業務効率化を図り、建設業の労務不足に対応し働き方改革を進めるとしている。

■イオレ <2334>  879円  +37 円 (+4.4%) 一時ストップ高   本日終値

イオレ<2334>が一時ストップ高ト。20日取引終了後、オンラインゲーム内における「ギルド運営事業」を開始することを決めたと発表。これが手掛かり視されたようだ。同社の吉田直人会長が代表を務めるシンガポールのDigital Entertainment Assetが運営するオンラインゲームでは、NFT(非代替性トークン)所有者がゲームプレーヤーにNFTを貸し付け、報酬を配分するスカラーシップ機能が存在する。ゲームスキルの高いプレイヤーでグループを形成し、効率よく報酬の獲得を目指す「ゲームギルド」は、報酬をNFTオーナーとギルド運営者、ギルドのメンバーの3者に分配するが、ギルド運営事業ではギルドの所属メンバーの募集や選定、報酬の管理・分配などを行うという。

■ビューティガレージ <3180>  3,210円  +130 円 (+4.2%)  本日終値

ビューティガレージ<3180>が大幅高で3日ぶりに反発。SMBC日興証券が20日付で投資判断「1」を継続し、目標株価を4000円から4200円へ引き上げたことが好材料視されたようだ。同証券によると、旺盛な化粧品需要により物販事業の成長が加速しており、7月から国内トップクラスのプレミアムカラー剤であるウェラ社の「イルミナカラー」の取り扱いを開始するなど、NB化粧品の代理店契約獲得も好調に推移している点を評価。また、現状の為替水準で推移すれば第3四半期の終わりから円安による粗利悪化影響も一巡することから、下期の増益転換に期待しているという。

■ニューテック <6734>  1,414円  +48 円 (+3.5%)  本日終値

ニューテック<6734>が続伸。20日の取引終了後、医療機関・薬局に向けて「Newtech オンライン資格確認端末」の販売を23年1月10日に開始すると発表しており、好材料視された。オンライン資格確認は、医療機関・薬局窓口で健康保険証を提示した際に手作業によって行われる保険資格の照会業務を、カードリーダーによるマイナンバーカードの読み取りに代替する保険資格確認の電子化のこと。「Newtech オンライン資格確認端末」は、カードリーダーでマイナンバーカードから読み取った情報を、国民健康保険中央会のサーバーに問い合わせ、資格情報の照合を行うためのパソコン端末で、今後は保険資格確認だけではなく、電子処方箋による薬剤情報共有、患者・利用者の同意を電子的に得るなどデータヘルス基盤として用途の拡大が見込まれている。

■トーア紡 <3204>  363円  +8 円 (+2.3%)  本日終値

トーア紡コーポレーション<3204>が反発した。20日取引終了後、スキンケア用品などの販売を手掛けるムサシノ製薬(東京都西東京市)を子会社化することを決めたと発表しており、これを手掛かりとした買いが入ったようだ。ムサシノ製薬は「フタアミンシリーズ」などで知られる。トーア紡はヘルスケア領域の事業拡大に向け相乗効果が見込めると判断した。株式譲渡実行日は2023年2月1日を予定する。

■エプコ <2311>  729円  +12 円 (+1.7%)  本日終値

エプコ<2311>は反発。20日の取引終了後に発表した11月度の月次業績で、売上高が前年同月比1%増と前年実績を上回ったことが好感された。設計サービス事業は減少したものの、メンテナンスサービス事業が同16%増、省エネサービス事業が同5%増と伸長したことが寄与した。

■スタティアH <3393>  965円  +14 円 (+1.5%)  本日終値

スターティアホールディングス<3393>が3日ぶりに反発。20日の取引終了後、子会社クラウドサーカスがNFTコミュニティサービスの企画制作・コンサルティングサービス「メタバッジ」の提供を開始すると発表しており、好材料視された。「メタバッジ」は、NFTマーケットプレイス「HEXA(ヘキサ)」上で特定のNFT(非代替性トークン)を販売する企業などに対して、ファンコミュニティサービスの導入を提案する企画制作・コンサルティングサービス。企業やブランドは、「メタバッジ」を活用することで、従来のファンマーケティングで期待できるエンゲージメントの強化に加えて、NFTの「資産性」を生かした新たなファンコミュニケーションを創出できるとしている。

●ストップ高銘柄

光・彩 <7878>  4,950円  +700 円 (+16.5%) ストップ高   本日終値

など、3銘柄

●ストップ安銘柄

monoAI <5240>  1,051円  -300 円 (-22.2%) ストップ安   本日終値

シンワワイズ <2437>  590円  -100 円 (-14.5%) ストップ安   本日終値

以上、2銘柄

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