タツタ、ENEOS子会社が1株720円でTOB実施へ
タツタ電線<5809>はこの日の取引終了後、ENEOSホールディングス<5020>子会社のJX金属がタツタに対し、完全子会社化を目的にTOBを実施すると発表した。TOB価格は1株720円。
経営資源を効率的に活用しつつ、電子材料事業の競争力や金属事業の基盤強化などを図るのが狙い。買い付け予定数は3904万1947株(下限1844万8182株、上限設定なし)。2023年6月に公開買い付けを開始することを目指す。
競争当局における手続きなどに要する時間を正確に予想するのが困難だとし、スケジュールの詳細は決定次第速やかに開示する方針。買い付け期間は原則として20営業日とする。
TOB成立後にタツタ株は上場廃止となる予定で、これを受けて東京証券取引所は21日付で監理銘柄(確認中)に指定している。