ダウ平均は本日高値圏での推移 ナイキとフェデックスの決算にひとまず安心感=米国株後半

市況
2022年12月22日 5時46分

NY株式21日(NY時間15:34)

ダウ平均   33345.17(+495.43 +1.51%)

ナスダック   10708.10(+160.99 +1.53%)

CME日経平均先物 26470(大証終比:+150 +0.57%)

NY時間の終盤に入ってダウ平均は上げが一服しているものの、本日高値圏での推移が続いている。きょうのNY株式市場は買い戻しが強まり、ダウ平均は一時500ドル超続伸した。ナイキ<NKE>とフェデックス<FDX>が決算を受けてポジティブな反応を示したことで安心感が広がった模様。

株式市場はFRBの積極利上げとタカ派姿勢による企業業績への影響を心配しているが、そのような中で前日の決算は安心感を与えたようだ。

ナイキは北米での販売が好調だった。在庫は予想以上に膨らんだものの、粗利益率は予想を若干下回っていた。

フェデックス<FDX>はフェデックス・エクスプレスの需要が低迷し、荷動きも減少したが、値上げとコスト削減で利益を補った。

クリスマス休暇に向けて市場参加者も少なくなることが予想され、流動性の低下も見込まれる。そのため材料に敏感に反応し、短期的に粗い値動きをする可能性がある。市場は、米経済がどの程度弱まっているのか、またFRBが引き締めでオーバーシュートしていないかを評価するために、米経済指標や企業業績に注目している。薄商い、米経済指標、そして今後の金融政策を見極めようとする心理が、必ずしも爆発的に広がるとは限らないが、潜在的に混在する可能性があるという。

工芸、美術品などのeコマースを手掛けるエッツィ<ETSY>が上昇。アプリのダウンロードとエンゲージメントに関する同社固有のデータポイントが、小売全体のデータポイントが消費者需要の低迷を示唆しているにもかかわらず、今四半期までのところプラスの傾向を示唆しているとアナリストが指摘した。

サイバーセキュリティのブラックベリー<BB>が決算を受け大幅安。今回の決算を受けてアナリストからは、「同社のサイバーセキュリティ事業の継続的な弱さの兆候が示された」との指摘も出ていた。

クルーズのカーニバル<CCL>が決算を受け上昇。ワインスタインCEOのコメントに安心感が広がった模様。

電気自動車(EV)の充電ステーションおよび充電機器を手掛けるブリンク・チャージング<BLNK>が上昇。ドイツのボッシュと契約を締結した。

ドラッグストアのライトエイド<RAD>が決算を受け大幅安。通期のEBITDA見通しを下方修正した。

ナイキ<NKE> 116.29(+13.08 +12.67%)

フェデックス<FDX> 170.34(+5.99 +3.64%)

エッツィ<ETSY> 133.93(+6.83 +5.37%)

ブラックベリー<BB> 3.73(-0.43 -10.24%)

カーニバル<CCL> 8.49(+0.39 +4.75%)

ブリンク・チャージング<BLNK> 12.15(+0.33 +2.79%)

ライトエイド<RAD> 3.65(-0.77 -17.35%)

アップル<AAPL> 135.48(+3.18 +2.40%)

マイクロソフト<MSFT> 244.59(+2.79 +1.15%)

アマゾン<AMZN> 86.80(+1.61 +1.89%)

アルファベットC<GOOG> 90.63(+1.00 +1.12%)

テスラ<TSLA> 138.03(+0.23 +0.17%)

メタ・プラットフォームズ<META> 119.83(+2.74 +2.34%)

AMD<AMD> 67.54(+2.49 +3.82%)

エヌビディア<NVDA> 165.28(+4.43 +2.75%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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