今週の安売り小売業者の売上高に大きな期待も=米国株個別
今週末からクリスマス休暇に入り、米小売業者は年末商戦の終盤に入っている。アナリストによると、業界関係者は今週の安売り小売業者の売上高に大きな期待を寄せていたという。
同アナリストは今週初めに非上場の安売り小売企業のシニアリーダーと会談し、TJX<TJX>、ロス・ストアーズ<ROST>、バーリントン・ストアーズ<BURL>といった安売り業界の店舗売上高の伸びは11月こそ失望的だったものの、12月には改善を見せているという。
シニアリーダー達は、今週のクリスマス前最後の週の売れ行きが好調であれば、11月の弱い業績を補い、今シーズンの社内目標を達成できるはずだと述べていたという。
来年への期待も指摘。第1四半期に安売り小売企業が堅調な既存店売上高の伸びを実現できる背景として次の4点を挙げている。
1) 前年比でのサプライチェーン問題の減少
2) 在庫の買い付けが順調
3) 刺激を怠らない
4) ガソリン価格の低下
一方、ワイルドカードとしては家計の健全性を挙げており、上記見解の根底には、現在の消費支出のパターンが続くことが前提にあるという。
(NY時間12:08)
TJX<TJX> 77.86(-0.98 -1.24%)
ロス・ストアーズ<ROST> 113.50(-1.63 -1.42%)
バーリントン・ストアーズ<BURL> 189.89(-2.96 -1.53%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美