今日の為替市場ポイント:◆ユーロ編◆目先的にユーロは対円で伸び悩む可能性

通貨
2022年12月26日 7時57分

ユーロ・ドルは、1.0341ドル(2017/01/03)まで下落したが、1.2537ドル(2018/01/25)まで上昇。英国民投票で欧州連合(EU)からの離脱が決定し、ユーロ・円は一時109円57銭(2016/06/24)まで急落。その後137円50銭(2018/2/2)まで買われたあと、長く伸び悩んだが、政策金利の引き上げなどによって148円40銭(2022/10/21)まで上昇。欧州中央銀行(ECB)は2023年も複数回の利上げを可能性が高いとみられているが、日欧金利差の拡大を意識したユーロ買い・円売りは一巡した。新たなユーロ買い材料が提供されない場合、目先的にユーロは対円で伸び悩む可能性がある。

【ユーロ売り要因】

・欧州におけるエネルギー供給不安

・欧州諸国の財政悪化、景気後退入りのリスク増大

・米ドル・円相場の下落

【ユーロ買い要因】

・日欧金利差拡大予想

・ユーロ圏のインフレ率は高止まりの様相

・米国の利上げペースは12月より減速

《FA》

提供:フィスコ

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