今日の為替市場ポイント:米長期金利下げ渋りでドル売り拡大の可能性低い

通貨
2022年12月27日 8時06分

26日のドル・円は、東京市場で132円86銭から132円32銭まで下落。欧米市場では132円73銭から133円21銭まで上昇し、132円92銭で取引終了。本日27日のドル・円は主に132円台後半で推移か。米長期金利の下げ渋りを意識して、リスク回避的なドル売り・円買いがただちに拡大する可能性は低いとみられる。

報道によると、岸田首相は12月26日に都内で講演を行い、「政府・日本銀行の政策協定見直しについて言及することは現時点で時期尚早、新たな日銀総裁を決めてからの話」と述べた。日銀は10月時点で消費者物価コア指数(コアCPI)の前年度比上昇率の見通しについて、2023年度と2024年度は1.6%と想定している。日銀はコアCPIの上昇率について、「今年末にかけてエネルギーや食料品、耐久材などの値上がりによって上昇率を高めた後、プラス幅を縮小していく」と予想している。

ただ、中期的な物価見通しは引き続き不透明であり、「プラス幅が縮小に転じる時期については予測困難」との声も聞かれている。コアCPIの上昇率が想定を上回った場合、マイナス金利の解除やイールドカーブ・コントロール政策の撤廃などの追加措置が導入される可能性は残されている。

《FA》

提供:フィスコ

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