本日注目すべき【好決算】銘柄 フリークHD、クリアル、三益半導 (27日大引け後 発表分)
12月27日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
フリークHD <6094> [東証G] ★非開示だった今期最終は5.9倍増で2期連続最高益更新へ
◆非開示だった23年9月期の連結最終利益は前期比5.9倍の80億円に拡大し、2期連続で過去最高益を更新する見通しと発表。投資先であるカンムの株式を三菱UFJ銀行に売却することに伴い、特別利益108億円を計上することが最終利益を押し上げる。
クリアル <2998> [東証G] ★今期経常を39%上方修正・最高益予想を上乗せ
◆23年3月期の連結経常利益を従来予想の3億1000万円→4億3000万円に38.7%上方修正。増益率が21.1%増→68.0%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。不動産ファンドオンラインマーケット「CREAL」の順調なGMV(流通取引総額)の増加に加え、想定を上回る利益率で推移する直近の物件売却動向などを反映した。
中北製 <6496> [東証S] ★今期経常を一転14%増益に上方修正
◆23年5月期の経常利益(非連結)を従来予想の5.8億円→9.2億円に58.6%上方修正。従来の28.2%減益予想から一転して13.9%増益見通しとなった。国内外でメンテナンス関連が想定より順調に推移するほか、製造原価の低減も進み、採算が大きく改善する。
岡谷鋼機 <7485> [名証P] ★今期経常を一転9%増益・最高益に上方修正、配当も5円増額
◆23年2月期の連結経常利益を従来予想の260億円→305億円に17.3%上方修正。従来の7.2%減益予想から一転して8.8%増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。素材価格の上昇などを背景に、各セグメントの業績が想定を上回る水準で推移していることが要因。
業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の240円→245円(前期は235円)に増額修正した。
三益半導 <8155> [東証P] ★上期経常が70%増益で着地
◆23年5月期上期(6-11月)の経常利益(非連結)は前年同期比70.0%増の70.2億円に拡大して着地。半導体関連の設備投資が堅調に推移するなか、主力の半導体事業で300㎜ウエハーを中心に生産が好調に推移したことが寄与。原価低減の進展に加え、産商事業の収益が拡大したことも大幅増益につながった。
株探ニュース