注目銘柄ダイジェスト(前場):ヨシムラフード、ホープ、スギHDなど

市況
2022年12月28日 11時54分

スギHD<7649>:6020円(-610円)

大幅反落。前日に第3四半期決算を発表、累計営業利益は219億円で前年同期比5.9%減、9-11月期は64億円で67億円程度の市場コンセンサスをやや下回る着地になっている。抗原検査キットの反動減や販管費の増加などが収益の抑制要因に。前日は中国人観光客の回復期待を背景に他のドラッグストア同様買い優勢の展開となっていたこともあり、本日は戻り売りが優勢となっているもよう。

ブロメディア<4347>:950円(+31円)

大幅反発。いちよし証券ではレーティング「A」で新規カバレッジを開始、フェアバリューは2600円としている。直近の実績や主力の教育事業の市場環境等を踏まえ業績予想を上方修正、株価は先行きの利益成長を織り込む余地が大きいと判断のもよう。コロナ禍が通信制高校のプレゼンス向上のきっかけになったとし、今後も年平均5%程度の増加が続くとみている。23年3月期営業利益は会社計画を上回る11億円、前期比25.6%増を予想。

ヨシムラフード<2884>:600円(+50円)

大幅続伸。マルキチの株式70%を取得して子会社化すると発表している。マルキチは北海道に本社及び工場を構え、ホタテを中心に、サケ、イクラ、カニなどの製造加工・販売を行っている。21年12月期は売上高が69億円、経常利益は6.6億円の実績であり、業績インパクトが期待される展開になっているもようだ。なお、取得価額は21億円であり、銀行借り入れによって賄う予定としている。

しまむら<8227>:12740円(+160円)

反発。大和証券では投資判断を「2」から「1」に格上げ、目標株価も13500円から16500円にまで引き上げている。第3四半期決算を受けて業績予想を上方修正、23年2月期営業利益は会社計画521億円に対して570億円まで引き上げている。円安局面の中でも新価格帯への移行などで売上・粗利益率ともにコントロールできていると評価。来年秋冬商品からは足元の為替が反映され、商品力や販売力強化による収益性向上が続くと予想。

OLC<4661>:19330円(+180円)

続伸。前日に1;5の株式分割実施を発表している。投資単位当たりの金額を引き下げることで、株式の流動性向上と投資家層の拡大を図ることが目的、基準日は23年3月末としている。また、株主優待は、分割に合わせてパスポートの配布を500株以上の株主としているが、一部優待制度を変更しており、分割後の100株以上保有の株主でも、3年以上継続保有している株主にはパスポートを1枚配布する。

GNI<2160>:1253円(+42円)

続伸。医薬品開発を手掛ける連結子会社の北京コンチネントを米Catalyst Biosciences, Inc.(CBIO)の連結子会社とし、CBIOをジーエヌアイグループの連結子会社にすると発表している。CBIOは米ナスダック市場に上場しており、北京コンチネントはCBIOを通じて同市場での資金調達が可能になる。中国で築き上げた研究開発・製造販売体制を他地域に展開するため、体制再編で米国での臨床開発を加速させる狙い。

ホープ<6195>:358円(+49円)

年初来高値。21年9月21日に発行した新株予約権のうち8800個(発行総数の17.60%)が権利行使されたと発表している。未行使の新株予約権は1万1259個。大量行使で将来の株式価値の希薄化懸念が後退しているほか、今月23日に三菱商事<8058>と地域創生事業での事業上の協業に関する協議・検討を実施していることに加え、チェンジ<3962>と資本業務提携契約を締結したと開示したことも引き続き買い材料視されているようだ。

マイクロアド<9553>:1750円(+5円)

続伸。新たな事業としてオルタナティブデータに基づく株式投資事業を開始すると発表している。オルタナティブデータは、株式投資などの投資業で投資判断や経済の先行きを予測する材料として活用されるデータ群。契約するデータ保有企業から収集した消費・行動データを専任の分析官がAIや機械学習などを用いたアルゴリズムによってオルタナティブデータとして加工・分析し、機械的な判断で投資を実行するという。

《ST》

提供:フィスコ

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