新興市場銘柄ダイジェスト:フリークHDは大幅に4日ぶり反落、ホープがストップ高で年初来高値更新

材料
2022年12月28日 16時01分

<4387> ZUU 965 +41

一時ストップ高。金融商品仲介などを手掛けるAWZ(東京都港区)を完全子会社化すると発表している。取得価額は1.545億円。金融商品仲介業のほか、保険代理業のライセンスを保有して専門的な提案活動を行うAWZをグループに加えることで、自社の顧客に資産形成という新たな価値を提供するほか、IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)の効率的な顧客獲得と価値創造が実現できるとしている。

<9554> AViC 1133 +37

大幅に続伸。エンジニア・デザイナーの副業・転職支援事業などを手掛けるoverflow(東京都港区)のSEOコンサルティング事業を取得すると発表している。譲受価額は非開示、効力発生日は23年1月1日。overflowの同事業は企業のWebサイトの認知度向上による集客などで強みを持つという。また、岩井コスモ証券が26日付で投資判断「A」、目標株価1600円で新規にカバレッジを開始したことも引き続き買い材料視されているようだ。

<6094> フリークHD 1410 -253

大幅に4日ぶり反落。23年9月期の純利益予想を従来の未定から80.00億円(前期実績13.64億円)に修正している。保有するフィンテック企業のカンム(東京都渋谷区)株を三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>傘下の三菱UFJ銀行に売却し、投資有価証券売却益として特別利益約108億円を計上するため。ただ、報道が先行して前日に買いが入っていたため、発表を受けて材料出尽くし感が広がっているようだ。

<2160> GNI 1234 +23

続伸。医薬品開発を手掛ける連結子会社の北京コンチネントを米Catalyst Biosciences, Inc.(CBIO)の連結子会社とし、CBIOをジーエヌアイグループの連結子会社にすると発表している。CBIOは米ナスダック市場に上場しており、北京コンチネントはCBIOを通じて同市場での資金調達が可能になる。中国で築き上げた研究開発・製造販売体制を他地域に展開するため、体制再編で米国での臨床開発を加速させる狙い。

<6195> ホープ 389 +80

ストップ高で年初来高値更新。21年9月21日に発行した新株予約権のうち8800個(発行総数の17.60%)が権利行使されたと発表している。未行使の新株予約権は1万1259個。大量行使で将来の株式価値の希薄化懸念が後退しているほか、今月23日に三菱商事<8058>と地域創生事業での事業上の協業に関する協議・検討を実施していることに加え、チェンジ<3962>と資本業務提携契約を締結したと開示したことも引き続き買い材料視されているようだ。

<9553> マイクロアド 1727 -18

反落。新たな事業としてオルタナティブデータに基づく株式投資事業を開始すると発表している。オルタナティブデータは、株式投資などの投資業で投資判断や経済の先行きを予測する材料として活用されるデータ群。契約するデータ保有企業から収集した消費・行動データを専任の分析官がAIや機械学習などを用いたアルゴリズムによってオルタナティブデータとして加工・分析し、機械的な判断で投資を実行するという。

《ST》

提供:フィスコ

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