モルソン・クアーズが続落　アナリストが２３年度の１株利益の見通しを下方修正＝米国株個別

ビールなどアルコール飲料のモルソン・クアーズ・ビバレッジ<TAP>が続落。アナリストが投資判断を「売り」に引き下げ、目標株価も従来の５２ドルから４５ドルに引き下げた。今年の業績見通しの大幅な下方修正を見込んでいるという。同アナリストは２０２３年度の１株利益の見通しを従来の４．００ドルから３．６５ドルに引き下げた。

現在の予想コンセンサス（４．１２ドル）はヘクトリットル（１００ミリリットル）あたりの売上原価上昇を適切に考慮していないとし、数量、価格、販管費の相殺が十分ではないと指摘している。これらは２０２２年度にすでに数年来の低水準で推移しているという。

第４四半期のビール業界の販売数量が減少しており、それは同社にとっても懸念材料で予想を下回る決算を見込んでいるとも付け加えた。

（NY時間12:38）

モルソン・クアーズ<TAP>　49.89（-1.64　-3.17%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美