FRBから景気後退へのシフトで株式と債券の負の相関が復活との指摘も=米国株

市況
2023年1月4日 23時12分

NY株式3日終値

ダウ平均   33136.37(-10.88 -0.03%)

S&P500    3824.14(-15.36 -0.40%)

ナスダック   10386.98(-79.50 -0.76%)

CME日経平均先物 25735(大証終比:+125 +0.49%)

米国債利回り(NY時間09:02)

2年債   4.335(-0.035)

10年債  3.677(-0.062)

30年債  3.781(-0.058)

期待インフレ率  2.225(-0.031)

※期待インフレ率は10年債で算出

今年の市場の主要テーマがFRBの金融政策よりも、リセッション(景気後退)に移った場合、株式と債券の間の負の相関が復活する可能性があるとの指摘が出ている。それは、投資家が景気後退懸念から株式を売却し、代わりに米国債を購入(利回り低下)することを意味する。昨年はFRBの利上げ観測から、株式も債券も両方とも売られ(利回り上昇)、正の相関を示す局面が多かったという。

前日の米金融市場は、株式は上値が重く、米国債は上昇(利回り低下)していた。それは市場の関心がFRBよりも景気後退懸念にシフトする可能性があることを暗示した動きかもしれないという。

さらに、米国株が欧州株をアンダーパフォームしている一方で、ドルが米国債利回り低下にあまり反応していなかったこともその可能性の一端を示しているかもしれないという。

このことは今年の株式と債券の相関関係がゲームチェンジャーとなる可能性を示唆されているという。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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