コンステレーションが決算受け下落 通期1株利益の見通しを下方修正=米国株個別
アルコール飲料のコンステレーション・ブランズ<STZ>が下落。取引開始前に9-11月期決算(第3四半期)を発表し、売上高は予想を上回ったものの、1株利益は予想を下回った。ガイダンスも公表し、通期の1株利益の見通しを下方修正している。
アナリストは「通期1株利益の見通しを下方修正したことと、予想を下回るビール消費量はネガティブ。ただ、同社は引き続き成長する大型株として支持されることが期待される」と述べた。
「消費量の減速が今後の注目点になるが、同社が売上高と営業利益のセグメント予想を従来の範囲上限に引き上げ、ビール事業の見通しに自信を示したことに安心感をおぼえた」とも語った。
(9-11月・第3四半期)
・1株利益(調整後):2.83ドル(予想:2.88ドル)
・売上高:24.4億ドル(予想:23.8億ドル)
ビール:18.9億ドル(予想:18.2億ドル)
ワイン・スピリッツ:5.45億ドル(予想:5.54億ドル)
・粗利益率(調整後):51.4%(予想:51.4%)
・ビール消費量:5.7%(予想:7.1%)
・ワイン・スピリッツ消費量:-5.6%(予想:-1.0%)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):11.00~11.20ドル(従来:11.20~11.60ドル)(予想:11.01ドル)
・FCF:15~16億ドル(従来:13~14億ドル)(予想:14.5億ドル)
(NY時間13:56)
コンステレーション<STZ> 210.68(-20.49 -8.86%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美