10万円以下で買える、高ROE&低PBR 23社【プライム】編 <割安株特集>
少額資金で投資できる銘柄に対する個人投資家の関心は高い。ネット証券では顧客開拓のため、約定金額が低い取引の手数料を重点的に引き下げる傾向にあり、投資家は手数料を気にせずに売買が可能となっている。最低投資金額(株価×売買単位)が低位の銘柄は、同じ予算でも高株価の銘柄に比べ株数を多く購入できるほか、買い付けや売却の時期を分散できるなどのメリットがある。ただ、業績低迷が続いている企業も数多くあることには留意したい。
東証プライム上場企業では518銘柄が最低投資金額10万円以下で購入できる。今回は、投下した資本に対し企業がどれだけの利益を上げられるのかという観点からROEに注目した。ROEが高い銘柄は効率的に株主資本を活用できているといえるほか、機関投資家が投資先候補として選定することも期待される。また、割安を見分ける基準となるPBR(株価純資産倍率)が理論上の解散価値とされる1倍を下回る銘柄に絞り込んだ。
下表は東証プライム上場銘柄を対象に、(1)最低投資金額が10万円以下、(2)予想ROEが10%以上、(3)PBRが1倍未満――を条件に投資妙味が高まる23社を選び出し、最低投資金額の低い順に記した。(※ROE、PBR、最低投資金額は6日現在)
なお、8日(日)19時30分に「10万円以下で買える、高ROE&低PBR【スタンダード】編」を配信する予定です。ご期待下さい。
最低投資 予想
コード 銘柄 金額 ROE PBR
<2418> ツカダGHD 34800 10.54 0.77
<6632> JVCケンウ 35000 16.07 0.60
<5563> 新日本電工 35100 10.66 0.70
<8897> ミラースHD 37000 11.56 0.67
<4350> メディシス 42300 12.90 0.94
<5020> ENEOS 44470 10.76 0.44
<7593> VTHD 47500 12.93 0.95
<3452> ビーロット 50600 14.49 0.88
<6480> トムソン 52300 10.69 0.54
<8999> グランディ 55800 10.37 0.65
<6638> ミマキエンジ 58200 10.41 0.79
<8005> スクロール 70200 10.12 0.80
<3284> フージャース 73500 13.37 0.83
<1879> 新日本建 74900 11.66 0.46
<5408> 中山鋼 79600 10.19 0.46
<1719> 安藤ハザマ 82700 12.49 0.93
<4996> クミアイ化 84000 12.21 0.87
<4047> 関電化 91400 14.21 0.82
<4202> ダイセル 93800 13.51 0.89
<9069> センコーHD 94200 10.31 0.90
<5803> フジクラ 96200 12.98 0.97
<6376> 日機装 96800 13.40 0.52
<7745> A&Dホロン 99000 12.83 0.85
※単位はROEが%、PBRが倍、最低投資金額が円。
※対象条件について、直近予想の「最終利益が経常利益の80%以上」の企業は、特別利益や税控除などにより一時的に最終利益がかさ上げされているケースが多いため、対象から除いた。
※今期最終赤字、無配の企業は除いた。
株探ニュース