【市場反応】米12月ISM非製造業景況指数がパンデミック来の50割れ、景気後退懸念強まる

市況
2023年1月7日 0時31分

米12月ISM非製造業景況指数は49.6と、予想外に50を割り込んだ。活動の縮小を示す50割れはパンデミックによる経済封鎖直後の20年5月来で初めて。景気後退懸念が強まった。

米11月製造業受注は前月比-1.8%と、7月来のマイナスに落ち込んだ。パンデミック直後の20年4月来で最大の伸び鈍化。耐久財受注改定値は前月比-2.1%と、速報値から修正無し。国内総生産(GDP)の算出に用いられる製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防)改定値は前月比-0.1%でやはり速報値から修正はなかった。

景気後退を警戒し米国債相場は続伸。2年債利回りは4.3%まで低下した。ドル売りも加速。ドル・円は132円64銭まで下落した。ユーロ・ドルは1.0560ドル付近から1.0598ドルへ急伸。ポンド・ドルは1.1850ドルから1.2012ドルまで上昇した。

米株式相場も再び上げ幅を拡大し、ダウ300ドル超高で推移した。

【経済指標】・米・11月製造業受注:前月比-1.8%(予想:-1.0%、10月:+0.4%←+1.0%)・米・11月耐久財受注改定値:前月比-2.1%(予想:-2.1%、速報値:-2.1%)・米・11月耐久財受注(輸送用機器除く)改定値:前月比+0.1%(速報値:+0.2%)・米・11月製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防)改定値:前月比-0.1%(速報値:-0.1%)・米・12月ISM非製造業景況指数:49.6(予想:55.0、11月:56.5)

《KY》

提供:フィスコ

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