伊藤智洋が読むマーケット・シナリオ【週間展望】 1月9日版
2023年の日経平均株価シナリオ
1.日経平均株価の弱気パターンの年の展開
図1と図2は、 日経平均株価の年間の価格の動き方を示しています。
図1は、年間の4本値、年間の最高値、最安値をつけた日付け、年間の変動幅、始値からの下げ幅、年足の上ヒゲ、下ヒゲ、実体の部位を示しています。
図2は、年足が陰線のときの陰線引けした月です。
図1 日経平均株価の年間陰線の下げ方1
図2 日経平均株価の年間陰線の下げ方2
図1で年間の最高値をつけた日付けと、年間の変動幅、下げ幅の3つを比較して下さい。当たり前のことだと思うかもしれませんが、年間の最高値をつけた日付けが遅くなると、それだけ上方へ向かう値幅が大きくなりやすいので、下げ幅は小さくなりやすいと言えます。
実際、1990年、1992年、2008年、2022年など、1月に年間の最高値をつけている年は、年間の変動幅と下げ幅の大きさが近くなっています。1991年、1996年、2002年、2010年など、3月以降に年間の最高値をつけた年は、年間の変動幅よりも下げ幅が小さくなって、だいたい変動幅全体の40~60%程度が下げ幅となっています。
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