株価指数先物【昼のコメント】 ファーストリテイリング下げ止まらず、先物市場でショートを仕掛ける材料に

市況
2023年1月13日 12時17分

日経225先物は11時30分時点、前日比260円安の2万6110円(-0.98%)前後で推移。寄り付きは2万6200円と、シカゴ日経平均先物清算値(2万6195円)にサヤ寄せする形で売りが先行した。米国市場が上昇した流れを受けて、東京エレクトロン <8035> [東証P]など指数インパクトの大きい値がさハイテク株の一角が指数をけん引し、前場半ばには2万6350円まで下げ幅を縮める場面も見られた。ただし、ファーストリテイリング <9983> [東証P]が売り先行で始まった後も下落幅を広げたことが日経平均の重荷となり、SQ値の2万6325円21銭を下回った辺りから、先物主導でショートが強まり、2万6060円まで売られた。

為替市場で一時1ドル=128円台まで円高が進むなか、ハイテク株への買い戻しが見られたことが安心感につながっていたが、ファーストリテイリングが下げ止まらず、先物市場でのショートを仕掛ける材料になってしまった。日経225先物がプラスに転じることができなかったこともあり、節目の2万6000円水準を狙った動きへと向かわせた。

なお、NT倍率は先物中心限月で一時13.69倍に低下し、4日の安値13.72倍を下回っている。いったんはボトム形成を狙ったNTロングでのスプレッド狙いのトレードが意識されるものの、まずはファーストリテイリングの下げ止まりを確認したいところだろう。

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.