米株は年初から好調も、弱気な見方は依然として根強い=米国株
NY株式12日終値
ダウ平均 34189.97(+216.96 +0.64%)
S&P500 3983.17(+13.56 +0.34%)
ナスダック 11001.11(+69.44 +0.64%)
CME日経平均先物 25760(大証終比:-610 -2.37%)
米株式市場は年初から好調な推移が続いている。前日は米消費者物価指数(CPI)が発表になっていたが、インフレの鈍化傾向を示し、FRBの利上げペースが緩むとの期待を裏付ける内容となった。昨年末は今年の上半期にネガティブな見方が多かった米株式市場だが、楽観的な見方も一部からは出始めている。
しかし、依然として懐疑的な見方も多いことも事実。米大手銀のストラテジストからは、経済環境が落ち着く下半期には上昇するが、その前に新たな下落局面があるとの見方が示されている。従来の見方と変わらず。S&P500は3600へと現行水準から約10%下げた後に、17%上昇し4200近辺に達する見込みだという。
一方、別のストラテジストは、S&P500企業の利益修正はハードランディングを示唆するとし、景気後退がなくても今年のS&P500の1株利益は横ばいと予想した。
弱気な見方は依然として根強いようだ。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美