英ポンド週間見通し:伸び悩みか、英国経済見通しの不透明感は払しょくされず
■軟調推移、日銀緩和の早期修正を警戒してポンド売り・円買い強まる
今週のポンド・円は軟調推移。日本銀行の金融緩和策の早期修正を警戒したポンド売り・円買いが強まり、一時155円台半ばまでポンド安・円高が進行した。英国の景気後退入りを警戒したポンド売り・米ドル買いは一巡し、一部経済指標は予想を上回ったが、リスク選好的なポンド買いは一部にとどまった。取引レンジ:155円65銭-161円24銭。
■伸び悩みか、英国経済見通しの不透明感は払しょくされず
来週のポンド・円は伸び悩みか。英国の記録的な高水準のインフレを背景に、英中央銀行は金融引き締めスタンスを緩めない方向でポンドは売りづらい。半面、英国経済の先行き不透明感は深まる一方で、消費関連の経済指標が低調ならリスク回避のポンド売りが強まる展開となりそうだ。
○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・18日:12月消費者物価コア指数(11月:前年比+6.3%)
・20日:12月小売売上高(11月:前月比-0.4%)
予想レンジ:154円00銭-158円00銭
《FA》