伊藤智洋が読むマーケット・シナリオ【週間展望】 1月15日版

日経平均株価は2万5661円を維持するかで1月末までの展開が見えてくる

1.　日経平均株価の目先の2通りのシナリオ

筆者は、今年の 日経平均株価が2万円以下まで下げる可能性があると見ています。

前回は、2万円以下を目指す際の1月の3通りの道筋を紹介しました。

「1月が月初から一本調子に下げる展開」、「2万6441円前後で上値を抑えられた後、下降を開始する展開」と「2万7000円前後まで上げた後、下降を開始する展開」の3通りです。

前週の日経平均株価が反発調となったため、1月が月初から一本調子に下げる展開がなくなりました。本年の価格が2万円以下を目指す展開になるなら、1月12日の高値2万6547円が戻り高値となって、目先の価格が1月4日の安値2万5661円以下を目指す動きになるか、目先の価格が2万7000円前後へ上昇した後、上値を抑えられる展開になるかのどちらかが考えられます。