東京製綱はマドを開けて6連騰、今期営業6割増益は増額含みでPER7倍前後と割安際立つ
東京製綱<5981>はマド開け上昇、地合い悪の間隙を縫って6連騰と気を吐いている。一時25円高の902円まで上値を伸ばした。テクニカル的にも5日・25日移動平均線のゴールデンクロス形成後上げ足を加速しており、きょうは株価が約4カ月ぶりに明確に75日線を上回ってきた。同社はワイヤーロープの最大手で、炭素繊維と熱硬化性樹脂を複合化してより合わせて成形した炭素繊維ケーブル(CFCC)は世界10カ国で特許を取得、橋梁向けなどを中心に受注を伸ばしている。23年3月期営業利益は前期比60%増益の26億円を予想するがなお増額含み。一株利益は会社側計画ベースで130円強に達し、PERに換算して7倍前後と割安感が強い。