外為サマリー:ドル買い戻しで一時128円10銭台に下げ渋る
16日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=127円86銭前後と前週末の午後5時時点に比べて50銭程度のドル安・円高となっている。
13日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=127円87銭前後と前日に比べて1円40銭弱のドル安・円高で取引を終えた。日銀の更なる政策修正の思惑や米利上げペースの鈍化観測などを背景に、一時127円46銭と約7カ月ぶりのドル安・円高水準をつけた。
この日の東京市場のドル円相場は、海外市場でドル安・円高が進んだ反動からドルの買い戻しが先行。時間外取引の米長期金利が3.5%前後でしっかりとした動きとなっていることもドルの下支えとなっており、午前9時40分ごろには128円19銭まで値を戻す場面があった。ただ、17~18日に開かれる日銀金融政策決定会合を控えていることや、きょうは米国が祝日となることから模様眺めムードが広がりやすく、一段とドルを買い上がる勢いには乏しい。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0842ドル前後と前週末の午後5時時点に比べて0.0006ドル程度のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=138円62銭前後と同60銭強のユーロ安・円高で推移している。