トムソンが急動意、今期営業5割増益予想で株価指標面では抜群の割安感
日本トムソン<6480>が地合い悪の間隙を縫って急動意、一時5%強の上昇で560円まで駆け上がった。東京株式市場では、日銀の政策修正に伴う国内金利上昇への思惑が募るなかバリュー株シフトの動きが観測される。この流れを受けて、高い収益成長力をみせながら株価指標面で割安圏に位置する銘柄に物色の矛先が向いている。同社は半導体製造装置向けを中心に直動案内機器で高い商品競争力を誇るが、国内初の自社技術で開発したニードルベアリングなど少量多品種型生産を強みとし、業績は22年3月期を境に一変、急回復局面に突入している。23年3月期営業利益は前期比53%増の90億円を予想するが、PER5倍台、PBR0.5倍台と指標面で抜群の割安感がある。