株価指数先物【昼のコメント】 NT倍率は20年5月以来の水準に低下、円高進むなかでNTショートに向かいやすい

市況
2023年1月16日 12時12分

日経225先物は11時30分時点、前日比240円安の2万5840円(-0.92%)前後で推移。寄り付きは2万5790円と、シカゴ日経平均先物清算値(2万5790円)にサヤ寄せする格好から売り先行で始まった。現物の寄り付き直後に2万5710円万円まで下落幅を広げたものの、ナイトセッションの安値を下回らなかったこともあり、前場半ばにかけて2万5910円まで下げ渋る動きを見せた。ただし、円相場が1ドル=127円30銭台と朝方から円高に振れているほか、先週末に日経平均株価を押し下げていたファーストリテイリング <9983> [東証P]がマイナス圏で推移するなか、日経225先物は2万5800円水準でのこう着を継続。

日経225先物は一時ボリンジャーバンドの-1σを上回る場面も見られたが、これをキープできずに下回って推移している。NT倍率は先物中心限月で一時13.62倍に低下し、2020年5月以来の水準まで切り下がってきた。為替市場で円高が進むなか、輸出関連は手控えられやすい一方で、内需系の一角に資金が振り向けられる形でのリバランスにより、先物市場ではNTショートを仕掛ける動きに向かいやすいだろう。

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