エレメンツは水準切り下げる、今期最終赤字拡大を嫌気
ELEMENTS<5246>はウリ気配スタートで水準を切り下げている。16日の取引終了後に23年11月期業績予想を発表。最終損益を6億7000万円の赤字とし、前期から赤字幅が拡大する見通しを示したことが嫌気されている。
主力のオンライン本人確認サービス「LIQUID eKYC」の成長が牽引役となり、売上高は前期比16.9%増の19億3000万円と増収基調が続くと予想。事業成長に伴い損益改善が見込まれるものの、株式報酬費用の計上が重しとなり赤字幅拡大を余儀なくされる。同時に発表した22年11月期決算は、売上高が前の期比21.3%増の16億5100万円、最終損益が前の期実績(5億6800万円の赤字)とほぼ同水準の5億6100万円の赤字だった。