菊水化は昨年来高値更新、ジオポリマーの技術を応用した塗材の開発に成功
菊水化学工業<7953>が一時、前日比20%超上昇し、昨年来高値を更新した。同社は16日取引終了後、セメント製造時の二酸化炭素(CO2)排出量低減が期待できるジオポリマーの技術を応用した塗材の開発に成功したと発表。これが材料視されたようだ。
ジオポリマーの技術は、原材料製造時のCO2排出量低減が期待されており、既にコンクリート・セメントモルタルの2次製品として土木市場で活用され始めているが、建築用塗材で製品化されれば業界初。同社は今後、下地から仕上げまでの各種塗材に応用した場合の品質・性能など市販に向けた評価試験を進めるとしており、5月ごろの市販を予定している。