古野電が2年7カ月ぶり安値、3~11月期最終益44%減を嫌気
古野電気<6814>が反落し、2020年6月以来、およそ2年7カ月ぶりの安値圏に沈んだ。16日の取引時間終了後、23年2月期第3四半期累計(3~11月)の連結決算を発表。最終利益は前年同期比43.8%減の12億7600万円と大幅な最終減益となった。通期の計画に対する進捗率も51%にとどまっており、嫌気されたようだ。
売上高は同3.8%増の649億7900万円だった。主力の舶用事業では、海外売上高は欧州を中心に増加し、円安も押し上げ要因となった。半面、部材入手難に伴う生産遅延が響いたほか、サービス体制と開発力の強化など成長に向けた投資がかさみ、利益の圧迫要因となった。