注目銘柄ダイジェスト(前場):阿波製紙、タマホーム、ストレージ王など

市況
2023年1月18日 11時53分

阿波製紙<3896>:430円(+80円)

ストップ高。増大する世界の水需要に対応するため、海水の淡水化や純水を製造する際に用いる逆浸透膜用支持体を製造する新工場を建設すると発表している。生産能力の倍増と生産性向上を図ることを目的としている。着工予定は23年8月、竣工予定は24年12月としている。投資金額は約90億円となるもよう。増産に伴う業容拡大を期待する動きが優勢に。

アマダ<6113>:1105円(+49円)

大幅続伸。クレディ・スイス証券では投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に格上げ、目標株価も1160円から1290円に引き上げている。ファイバーレーザへの置き換え需要がけん引し、受注高は24年3月期第1四半期に底を打つと想定。24年3月期営業利益は561億円で前期比12.9%増を予想し、コンセンサスの減益予想を大きく上振れるとみている。新中計における株主還元施策改善への期待も持てるとみている。

インソース<6200>:1552円(+39円)

大幅続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では投資判断「オーバーウェイト」、目標株価2000円で新規カバレッジを開始している。「人的資本経営」の強い追い風を受ける銘柄として評価のもよう。人的資本投資強化の観点では、研修事業やeラーニング事業の拡大が見込まれ、人的資本開示義務化の観点では、人的資本管理ツールなどITサービス事業の拡大が見込めるとしている。

マクセル<6810>:1439円(+93円)

大幅続伸。野村證券では投資判断「バイ」、目標株価1750円で新規カバレッジを開始している。事業ポートフォリオ改革の進捗によって業績の安定感が増している点、ニッチ戦略製品による着実な増益が見込まれる点などを評価のもよう。利益急回復後の26年3月期以降も、年率6-7%程度の安定した増益率が続くとみている。また、24年3月期から開始予定の小型全固体電池量産などにも注目としている。

タマホーム<1419>:3075円(+253円)

大幅続伸。35円の記念配当実施を発表、年間配当金は従来計画の135円から170円に引き上げている。前期比では45円の増配となる。1月11日に配当計画を130円から135円に引き上げたばかりであり、さらなる大幅増配にポジティブなインパクトが先行している。また、発行済み株式数の1.13%に当たる33万株、10億円を上限とする自己株式の取得実施も発表、取得期間は1月19日から2月28日までとしている。

Pアンチエイジ<4934>:1529円(+59円)

大幅に続伸。リカバリーウェアの開発を手掛けるベネクス(神奈川県厚木市)の株式を取得し、連結子会社化すると発表している。取得株式数は200株(議決権所有割合100%)で、取得価額は非開示。株式譲渡実行日は31日。ベネクスはナノプラチナや複数の鉱物を組み合わせた素材から作られるリカバリーウェアを開発・製造・販売しており、機能性衣料ブランドとして高い認知度を持つという。

メドレック<4586>:121円 カ -

ストップ高買い気配。デ・ウエスタン・セラピテクス研究所<4576>と共同開発している帯状疱疹後の神経疼痛治療薬MRX-5LBT(リドカインテープ剤)について、米食品医薬品局(FDA)と合意した追加試験を実施し、良好な結果(速報値)を得たと発表している。同試験はFDAから承認取得のために必要であるとの指摘を受けていた。23年前半に承認申請し、6カ月間の審査期間を経て年後半の承認取得を見込んでいる。

ストレージ王<2997>:560円(+80円)

ストップ高。クリアル<2998>と業務提携契約を締結したと発表している。ストレージ王が首都圏を中心とした投資用トランクルーム等物件開発用地のソーシング・事業計画・建築工事の発注などで物件開発を担い、クラウドファンディングなどの資金調達や物件運用ノウハウを持つクリアルが完成物件の取得・運用を実施する。クリアルの物件取得後もストレージ王が賃借人として継続的に物件を活用する。

《ST》

提供:フィスコ

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