12月の米小売売上高と米PPIはともに利上げペース縮小観測を裏付け
日本時間22時半に発表になった12月の米小売売上高と米生産者物価指数(PPI)はともにFRBの利上げペース縮小観測を裏付ける内容となった。小売売上高は予想以上の減少となり、引き続き自動車やガソリンが減少しているほか、家電も減少が続いている。
米PPIも最終需要がパンデミック開始以来最も低下し、数カ月に渡るインフレ圧力の後退を拡大させた。特にエネルギーと食品を中心とした商品価格の下落が主因。サプライチェーンが正常化し、世界的にモノへの需要が冷え込むにつれ、需給のバランスが取れてきている。サービス価格は上昇が続いているものの、緩みつつあるようだ。
米小売売上高(12月)22:30
結果 -1.1%
予想 -0.9% 前回 -1.0%(-0.6%から修正)(前月比)
結果 -1.1%
予想 -0.4% 前回 -0.6%(-0.2%から修正)(コア・前月比)
米生産者物価指数(12月)22:30
結果 -0.5%
予想 -0.2% 前回 0.2%(0.3%から修正)(前月比)
結果 6.2%
予想 6.8% 前回 7.3%(7.4%から修正)(前年比)
結果 0.1%
予想 0.2% 前回 0.2%(0.4%から修正)(コア・前月比)
結果 5.5%
予想 5.4% 前回 6.2%(コア・前年比)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美