IBMが軟調 今年は苦戦する可能性が高いとの指摘=米国株個別
IBM<IBM>が軟調に推移しておりダウ平均を圧迫。アナリストが投資判断を「中立」に引き下げた。同銘柄はディフェンシブなITハードウェアから移行していると指摘。昨年はアウトパフォームしたものの、今年は苦戦する可能性が高いとし、目標株価を152ドルから148ドルに引き下げた。同社が今年、1桁台半ばの成長目標を維持できるか警戒感が強まっているという。
一方、同アナリストはITハードウエアのセクターを「中立」に格上げした。同セクターのサイクル後期のアンダーパフォームの最終局面が上半期に訪れ、下半期には、サイクル回復の初期の兆候が出現し、アウトパフォームの促進が見込まれるとしている。歴史的にITハードウェアの底打ちを示す業績の下方修正や株価収益率(PER)圧縮のうち、50-75%は既に出ているという。
その中で、今年のトップピックはアップル<AAPL>を推奨している。
(NY時間09:35)
IBM<IBM> 144.29(-0.90 -0.62%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美