クリーブランド・クリフスと鉄鋼労組、アンチダンピング提訴=米国株個別
米鉄鋼大手クリーブランド・クリフス<CLF>は、8つの国・地域がスズ・クロムめっき鋼板製品のダンピング(不当廉売)をしているとして、関税を課すよう求める訴訟を全米鉄鋼労働組合(USW)と共同で提起した。ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が伝えた。この訴訟では、カナダ、中国、ドイツ、オランダ、韓国、台湾、トルコ、英国の不公正な貿易慣行を非難している。
クリーブランド・クリフスのゴンサルベスCEOは「米国では過去2年に渡り不公正な価格でのブリキ(スズめっき)製品輸入が大幅に増えており、これを続けさせることはできない」とし、「米国の貿易関連法が尊重される限り、あらゆる輸入鉄鋼との競争を歓迎する。この状況を改善するためにわれわれはどのような手段をも用いる」と述べた。
18日終値
クリーブランド・クリフス<CLF> 20.74(-0.18 -0.86%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美