米中古住宅販売は11カ月連続で減少 ただ、回復への期待も指摘される

市況
2023年1月21日 0時25分

日本時間0時に発表になった12月の米中古住宅販売件数は年率換算で402万件と予想ほどではなかったものの、11カ月連続で減少した。FRBの積極利上げで住宅ローン金利の上昇が続く中、住宅購入者のモメンタムは低下が続いている。

昨年は米住宅市場にとって最悪の年の1つとなった。昨年1年間で米中古住宅は500万戸強の販売となり、2021年から17.8%減少。2008年の金融危機以来最大の年間減少幅となった。

FRBの積極利上げにより、昨年の住宅ローン金利は過去20年で最も高水準に高騰し、多くの住宅購入希望者を尻込みさせた。ただ、ここ数週間、借入コストはピークを脱し、建設業者の心理も上向いている。発表元の全米リアルター協会(NAR)は、「12月も限られた在庫と高い住宅ローン金利に直面する買い手にとっては難しい月だった。しかし、住宅ローン金利は昨年末にピークに達した後、顕著に低下しているので、販売はすぐに再び回復が期待される」と述べていた。

米中古住宅販売件数(12月)00:00

結果 402万件

予想 395万件 前回 408万件(409万件から修正)

*米中古住宅販売詳細(12月)

販売件数 402万件(前回:408万件)(年率換算)

中間価格 36.69万ドル(37.26万ドル) 

在庫 2.9ヵ月分(3.3ヵ月分)

()は前回値

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.