24日の株式相場見通し=続伸、欧米株全面高受け2万7000円台回復へ
24日の東京株式市場は、世界的な株高局面に乗り引き続き上値指向が予想される。日経平均株価は3日続伸となり2万7000円台を回復する展開が見込まれる。終値で2万7000円台回復となれば昨年12月19日以来となる。前日の欧州株市場ではドイツ、フランス、英国など主要国をはじめ文字通りの全面高となったほか、米国株市場でもハイテク株を中心とする上昇局面が続いており、リスク選好ムードが東京市場にも波及しそうだ。米国株市場では半導体関連セクターへの買いが顕著となっている。前日はアドバンストマイクロデバイシズ<AMD>が約9%の急伸をみせるなど投資資金の流入が加速した。これを受けて東京市場でも半導体関連株への追い風が強まりそうだ。また、外国為替市場では米長期金利上昇を背景にドルを買う動きに拍車がかかっており、一時1ドル=131円近辺まで急速な円安に振れていることで、これも輸出セクターにはポジティブ材料となりやすい。
23日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比254ドル07セント高の3万3629ドル56セントと続伸。ナスダック総合株価指数は同223.980ポイント高の1万1364.414だった。
日程面では、きょうは12月の白物家電出荷額、12月の全国百貨店売上高など。海外では1月の独製造業購買担当者景気指数(PMI)、1月のユーロ圏製造業PMI、1月の米製造業PMI(いずれも速報値)など。なお、中国、香港、韓国、台湾、シンガポール、マレーシア、ベトナム市場は休場。