東京株式(大引け)=95円高、鉄鋼や海運株が牽引し朝安後に切り返す

市況
2023年1月25日 15時46分

25日の東京株式市場は朝安後に切り返し、日経平均株価は4日続伸となった。昨年12月初旬以来約1カ月半ぶりの高値圏で引けている。

大引けの日経平均株価は前営業日比95円82銭高の2万7395円01銭と4日続伸。プライム市場の売買高概算は9億9044万株、売買代金概算は2兆5255億円。値上がり銘柄数は1146、対して値下がり銘柄数は604、変わらずは87銘柄だった。

きょうの東京市場は朝方は売り先行で始まったが、その後は底堅さを発揮しプラス圏に切り返した。先物主導のインデックス買いが寄与し、後場も買い優勢の地合いが続いたが、2万7000円台半ばでは戻り売り圧力も強く取引終盤は伸び悩んだ。前日の欧州株市場が高安まちまちだったほか、米国株市場でも景気敏感株が買われる一方、ハイテク系銘柄の一角が弱い動きでナスダック総合株価指数はマイナス圏で引けるなど方向感のつかみにくい動きとなった。そうしたなか、東京市場では前日までの3営業日で日経平均が約900円上昇しており、足もとやや買い疲れ感も意識される場面だったが、下値抵抗力を発揮する格好となった。前日に売られた鉄鋼株が大きく買い戻されたほか、海運株も強い動きとなり全体相場を支えた。値上がり銘柄数は後場に増加して1100を超え、全体の62%の銘柄が上昇した。

個別では、レーザーテック<6920>が群を抜く売買代金をこなし上値を追ったほか、日本製鉄<5401>も活況高。日本郵船<9101>、商船三井<9104>など海運株も買いを集めた。スズキ<7269>の上げ足も目立つ。キーエンス<6861>が値を上げ、大日本印刷<7912>は急騰した。テノ.ホールディングス<7037>はきょうもストップ高に買われている。東京製綱<5981>、ジェイテックコーポレーション<3446>も値を飛ばした。ソシオネクスト<6526>も大幅高に。

半面、日本電産<6594>は大幅安で値下がり率トップに。ディスコ<6146>が下値を探り、東京エレクトロン<8035>もやや売りに押される展開。ACCESS<4813>、ベイカレント・コンサルティング<6532>が安く、メルカリ<4385>も下落した。エムアップホールディングス<3661>も軟調。岩手銀行<8345>など地銀株に安い銘柄が目立つ。

出所:MINKABU PRESS

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.