今日の為替市場ポイント:米長期金利低下でドル買いがただちに拡大する可能性低い

通貨
2023年1月26日 8時42分

25日のドル・円は、東京市場では130円04銭から130円58銭まで反発。欧米市場では130円49銭から129円27銭まで反落し、129円58銭で取引終了。本日26日のドル・円は主に129円台で推移か。米国金利の先高観は後退しており、リスク選好的なドル買いり・円売りがただちに拡大する可能性は低いとみられる。

カナダ中央銀行は25日、0.25ポイントの追加利上げを決定した。マックレム総裁は一部メディアとの会見で「ある時点で緩やかな利下げが検討されるだろう」と指摘したが、「インフレ率は6%を超えていることから、現時点では一段の利上げが必要かどうかに注目しており、利下げは考えていない」との見方も伝えた。カナダ中銀はこれまでの利上げの累積効果を見極めるために利上げを停止する可能性を示唆しているが、このような対応は市場参加者の多くが想定していた。政策金利についてのカナダ中銀の判断は米連邦準備制度理事会(FRB)とおおむね同じであると言える。利上げを停止しても、利下げに転じる時期を現時点で予測することは困難であり、インフレや雇用に関連する経済データを慎重に分析し、時間をかけて結論を出すことになりそうだ。

《FA》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.