ハーモニックが決算受け下落 ビデオ事業の弱さと新規顧客の可能性を避ける=米国株個別
通信機器のハーモニック<HLIT>が下落。前日引け後に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ただ、市場はガイダンスを嫌気している。第1四半期、通期とも予想を下回る1株利益および売上高の見通しを示した。
アナリストは通期ガイダンスは保守的と指摘。ビデオ事業の弱さと新規顧客の可能性を見通しに含めることを避けているとも指摘した。
「ブロードバンド・ネットワークの進化における同社の主導的地位に関する見方は維持するが、即座の満足を求める投資家は失望する可能性がある。主なマイナス要因はビデオ部門の悪化が進んでいることだが、経営陣は2025年の見通しを維持し、自信を示している」と述べた。
(10-12月・第4四半期)
・1株利益(調整後):0.17ドル(予想:0.15ドル)
・売上高:1.64億ドル(予想:1.59億ドル)
ビデオ:0.68億ドル(予想:0.66億ドル)
・粗利益率(調整後):52.1%(予想:51.7%)
・EBITDA(調整後):0.27億ドル(予想:0.24億ドル)
(1-3月・第1四半期見通し)
・1株利益(調整後):0.07~0.10ドル(予想:0.12ドル)
・売上高:1.52~1.62億ドル(予想:1.61億ドル)
・粗利益率(調整後):49.7~50.8%
・EBITDA(調整後):0.14~0.19億ドル(予想:0.21億ドル)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):0.52~0.72ドル(予想:0.74ドル)
・売上高:6.95~7.35億ドル(予想:7.35億ドル)
・粗利益率(調整後):49.8~51.3%
・EBITDA(調整後):0.98~1.22億ドル(予想:1.22億ドル)
(NY時間10:37)
ハーモニック<HLIT> 13.50(-0.71 -4.96%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美